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01/30
かくたりかこ
pict gallely openingインタビュー
11/20
田嶋吉信
Do It Yourself!
09/25
中島良二
リアルな真実を描き続ける、その裏に隠された思い
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河村ふうこ
映画「恋するマドリ」× 河村ふうこ
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かくたりかこ
イラストレーターかくたりかこの進化論
02/08
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自らの体現を、手の動きに任せて自由に描く
12/15
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女の子度200パーセント!!
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大胆な筆先から広がるヴィヴィッドな世界
08/23
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無表情の中にある表情や感情を感じてもらいたい
05/17
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肌鏡に写る刹那を描く、哀愁イラストレーション
04/14
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鹿児島にいるからこその何か、東京にいないことの何か。
02/06
大橋美由紀
時代を超えて「いいね」って思えるものを描いていきたい
12/21
マツザワサトシ
絵にも好きな音楽や洋服の感覚を
11/07
中川学
聖と俗の視点でもっと自由な絵を
09/05
楠 伸生
旬のスタイルを生み出す自由な発想
08/06
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大事なのは女の子の周りの空気感
07/01
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本当に描きたいのは"ウィット"や"ユーモア"
06/02
福田透
徹底したこだわりが生み出すアートワーク
05/06
ジェイク
ロンドンのイラストレーターJAKeの仕事
03/28
西桐玉樹
画家が手掛ける内装「Panカンテ」
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『恋するハニカミ』のビジュアルを手掛け、
更にファン急増中のマツザワサトシ。
ソウル&ジャズを連想されるイラストの所以は、
やはり好きな音楽にあった。
普段のワークスタイルや音楽に対する思い入れなど、
次々と生み出されるクールビジュアルの根源に迫る。


撮影協力 RISN Limited
interview & text 西村智亜希(vision track)

西村:マツザワさんの作品は見ていると音楽が聞こえてきそうな
雰囲気を持っていますよね。その辺りは意識されていらっしゃいますか?

マツザワ:そう言ってもらえると嬉しいです。
はい、音楽はかなり意識してますよ。もっと極端に言えば、音楽のイメージが
ないと描けないかもしれません。一人の女性を描くだけでも、イメージする
音楽で、描くラインはかなり変わってきますね。曲をイメージしながら、
ラインにリズム感がでるように・・と、意識しながら描いています。

西村:なるほど。普段どのような音楽を聴かれているのですか?

マツザワ:普段は60〜70年代のソウルやジャズをよく聴いてます。
常にイラストに結びつけながら聴いているわけではないんですが、
根本的に音楽好きなんです!ソウルやジャズは、演奏する人間の感情が
ストレートに伝わってくるので、頭の中でビジュアルにしやすいですね。
登場人物はこんな人で、こんなシチュエーションで・・って。

西村:ソウルやジャズと言ってもかなり奥深そうですね。

マツザワ:そうですね、すごく甘い感じのSWEET SOULから、しつこいぐらい
FUNKYな曲。社会的なメッセージを感じる曲や、ハッピーにさせてくれる
DISCOやPOP。めちゃくちゃ緊張感のある曲や、心地よくまったりする曲まで、
ソウルのジャンルで、本当にいろいろ聴いてます。
“SOUL MUSIC”のジャンルって、広すぎて境界が曖昧だけど、もっと言えば、
国や人種的なこと、社会的な背景が違っても人間としての感情がすべて表
現されてる気がするんです。

特に思い入れのある曲層は、70年代前半のNew Soul。
Marvin Gaye、Donny Hathaway、Stevie Wonderあたりですね。


西村:イラストを描く際、どういう物からインスピレーションを受けられます?

マツザワ:やっぱり音楽からのインスピレーションが大きいです。
それと、映画のシーンやポスターとか。
あともっと具体的なことで言えば、女性の腰のラインや指先とかね(笑)。

西村:マツザワさんの描かれる人物はすごくファッションがクールですよね。

マツザワ:ファッションイラストレーターと見られることもあるのですが、
ファッションはあまり詳しくないんですよ。それに、ファッションを意識して描くこともあまりないですね。

ただ、ラインにリズム感や動きを出すためだったり、絵のバランスをとるためだったり・・とにかく雰囲気がでるように、自由にデフォルメできるアイテムって考えてます。たぶん、ありえないような形してますよね(笑)。髪型とかもそんな風に考えてますよ。


西村:絵を描く際に、参考とされているモデル(好きな写真集・雑誌など)はありますか?

マツザワ:煮詰まった時とか、ぼんやり眺める写真はありますね。
THIERRY LE GOUESという写真家の作品はどれも好きです。
BLUE NOTEのジャケット集もよく眺めてますよ。






西村:イラストと若者の距離は、音楽やファッション対しての若者との関係の
ように、ここ数年ぐんと身近になったと感じるのですが、マツザワさんは
最近の若者とイラストの関係についてどう思われますか?

マツザワ:そうなんですか?それは嬉しいです!
若者だけでなくて、僕と同じ世代や、それより上の人にもどんどん身近になってほしいですね(笑)。

ひと昔前に比べると、イラストレーターさんの数が増えてる気がするんです。
インターネットの普及で、独自の絵を簡単に発表できて、若者も企業、クライアントさんも、それを自然に目にできるようになったからかな。いろんなテイストのイラストを、それぞれの好みや目的で選べるようになって、
それで、浸透してるのだと思いますけど、どうですか?その辺はpict-webさんの方が詳しそうですね。

好きな音楽やファッションを選ぶ感覚で、好きなイラストを選んだりできる感覚。
そこが若い人達に受け入れられやすくなってるんだと思います。

西村:ご自身の好きなものや興味あるものをどうビジュアルに落とし込んで
いかれるのですか?

マツザワ:好きな「もの」として描くのって難しいですよ。実は、絵の勉強をしていないので、モノの描写はうまくありません。好きな雰囲気や色や・・そんな感覚で描いてます。デザインをしている感覚に近いかもしれませんね。

それと、描いている「もの」よりも、その裏のストーリーみたいなものを考えてる方が好き。例えば、指先を描いた時に、その指が触れようとしてるものは何か・・とか。目線の先には・・・とか。目蓋を閉じて何を想っているのか・・とか。

その何か・・は、大抵、具体的に描かないで、空間やスペースにしたり、トリミングしたりしています。
描かないことで、いろいろ想像できるじゃないですかっ!これって「描けない」ことの言い訳ですかね(笑)。

西村:話は変わりますが、大人気番組となった、恋するハニカミのビジュアルを手掛けられた感想は?

マツザワ:正直なところ、イラスト制作としての思い入れよりも、テレビ番組のメディアに載るということでワクワクしましたね(笑)。

でも、深夜枠の番組という事もあって、こんなに人気番組になるとは思ってなかったです。『恋するハニカミ!』から、僕のイラストを知る人もいてくれたり・・。テレビというメディアは想像以上に大きいと感じました。それに、ハニカミ風にお願いします!と言われる仕事も増えたかな。作品としては代表作ではないのですが、本当に感謝しています。

実は、あのキャラクターは久本さんと中島(オセロ)さんのつもり描いたんですけど、気付いてない人も多いみたいですね。

西村:このお仕事はどういった経緯でこの仕事をされる事になったのでしょうか?

マツザワ:以前からよく一緒に仕事をしてる制作会社さんが、TBSさんにイラストを売り込んでくれたのがきっかけです。作品が、番組ディレクターさんの目に止まって、すんなりと仕事になりました。最初は、番組セットで飾るポスターがほしい!という話しだったと思うのですが、いつのまにかキャラクターイラストになっていましたね。

西村:今後手掛けられたいビジュアルやお仕事をお聞かせ下さい。

マツザワ:ビジュアルとしては、より人間の感覚に近いイラストを描きたいですね。見た目で、綺麗とかかっこいいとかよりも、もっと人間臭く。『人の心のリズム感』みたいなものを表現したい。その人間臭い部分を感じとってもらえて、かっこいいとか言われる表現を模索してます。言葉で表現するなら・・「COOLですね!」より「哀愁だよな・・」って言ってもらいたいです。

仕事としては、CDジャケットのように音楽とビジュアル・・とか、異種なもので、同じ空気感を表現できる仕事をやっていきたいです。お香のパッケージとか、お茶のパッケージとか、すごく興味ありますね。
香りとビジュアル。味とビジュアル。って、おもしろそうですね。

西村:今回サイト上でポスターを販売を始められましたが、どういった人に作品を
見てもらいたい、飾ってもらいたいですか?またどのようなポスターにはどんな思いが込められているのでしょう?

マツザワ:好きな音楽やファッションを選ぶように、それぞれの人が、それぞれの感覚で、心地いい空間にするために、僕の作品を一つのアイテムとして選んでくれたら、こんな嬉しいことはないです!そこが、作品販売をはじめた理由でもあるんです。それぞれの作品に、思い入れはありますよ。でもそれより、買った人の感覚で、自由にストーリーや思い入れをつくって欲しいです。

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